ノーコードで始める帳票DX。初期設定からテンプレ応用まで一気に解説
最初に迷いがちなのは「どこから始めるか?」
「アップロードすればOK?」
「テンプレって先に用意するの?」
「プロンプトは毎回書くの?」
Document Forceは、「アップロードすれば終わり」ではありません。
ですが、ほんの数ステップの工夫で、帳票業務を一気に省力化できるのがこのツールの魅力です。
この記事では、導入初期ユーザーが最短で使いこなすための「3ステップ」と「具体事例」を紹介します。
✅ STEP1:まずは「ドキュメントをアップロード」
- 対応形式:PDF、スキャン画像、Word、Excel、画像(JPEG, PNG)など
- ドキュメントタイプ(請求書、契約書など)を指定 or 自動判別プロンプトを設定
アップロード時に「ドキュメントタイプ」を明記すれば、後工程(テンプレ・プロンプト連携)の精度が飛躍的に向上します。
✅ STEP2:「プロンプト」を設定しテンプレ化
- AIに対する指示文(=プロンプト)は具体的・簡潔・構造的に
- よく使う抽出指示はテンプレとして保存 or ストアから流用が最適
例:「この契約書から、契約日・契約金額・契約先名をCSV形式で抜き出してください。空欄はハイフンにしてください。」
よく使う指示はプロンプトストアから即インストール可能。業種別/人気順で検索できます。
✅ STEP3:「出力テンプレート」で整った帳票に変換
- Word/Excel/PowerPoint形式で出力先の帳票テンプレートをあらかじめ準備
- {{ドキュメント名.項目名}} のような変数を使って、AIが抽出した情報をそのまま書類に差し込み出力できます
🔄 出力テンプレート活用の具体例(実用イメージ)
元の帳票 | 出力テンプレート | 出力例 |
---|---|---|
契約書PDF | 契約台帳(Excel) | 契約先/開始日/金額などを1行ずつ一覧化 |
名刺画像 | 顧客リスト表(Excel) | 氏名/部署/電話/メールをCRM用に整形 |
議事録メモ | 提案資料(PowerPoint) | 要望→課題→提案内容をスライド化 |
登記簿 | 不動産管理表(Excel) | 所在地/構造/面積/建築年を項目別に出力 |
会社HP | 企業概要シート(Word) | URLから会社名/事業内容/資本金などを抽出 |
このように、「帳票から取り出した情報を、誰が見ても使いやすい形に整える」のが出力テンプレートの役割です。
複数ファイルへの一括出力、帳票形式の切り替え(Word→PDFなど)にも対応しており、そのまま業務書類として提出可能なレベルまで整います。
🎯 うまく活用している人は「3つの工夫」をしている

順番よりも重要なのは、成果が出ている人たちが実践している共通の工夫です。
工夫 | 効果 |
---|---|
よく使うプロンプトをテンプレ化 | 毎回書かずに済む。作業スピードUP&属人化の抑制 |
帳票ごとにテンプレートを分ける | 出力の粒度が整い、台帳・報告書・提案書に展開しやすい |
プロンプトストアから調整スタート | ゼロから考えずに“成功パターン”を再利用できる |
特に初期ユーザーは、「プロンプトストアからベースを選び→自社向けに調整」するのが成功率の高い王道ルートです。
📝 まとめ:Document Forceは「使い方の工夫」で業務自動化の武器になる
Document Forceは、ノーコードで帳票処理を自動化できるAIツールです。
最大限に活かすために重要なのは——
- テンプレート設計の丁寧さ
- プロンプトの具体性と再利用性
- 抽出結果を“そのまま業務に使える形”で出力できること
この3点にかかっています。
困ったときは、プロンプトストアや出力テンプレ例を見るだけで一気に解像度が上がるので、まずは真似ることから始めてみてください。